新型コロナウイルスの影響で、なかなか外出が出来ない時期です。
私の生徒さんの中には学校がお休みになり定期演奏会が延期になってしまった学生さんも多く、頑張って練習した成果が日の目を見ないのは本当に残念です。
でも部活やアマオケからチェロを始めた方は、「自分の音を聴く」「チェロがどういう楽器で、どんな曲があるのか知る」良い機会だと思うのも良いかもしれません。
目標に向けて一直線に練習することも大切ですが、日々の地道な積み重ねで身につく実力もあります。
細かいパッセージをそれらしく弾いて間に合わせるのではなく（そういう生徒さんにはいつも地道な練習の大切さを説いているので、皆さんそんなことはありませんが笑）、自分自身で体の使い方や音楽的な理解を伴った演奏を選び取れるように、考えながら練習する良い時間です。
私自身、音楽学校の受験の時は数ヶ月に亘って同じ音階、同じエチュード、同じ曲を繰り返しさらっていました。先が見えなくて苦しい反面、どんどん自分の体に対する意識が変わってきましたし、そういう時期を持てたことが今となっては財産になっています。今の状況を逆手に取り、どんどん上達しましょう！
私の生徒さんの中には県外からいらしてくださる方も多く、新幹線や電車に乗るリスクがありました。「３月中は自己判断でいらしてください」とお伝えしていたのですが、状況がどんどん変わる中で、いつまた再開できるかわからない生徒さんも増えてきたので、オンラインでのレッスンを始めました。
開始するのには少し躊躇しましたが、皆さんが喜んで参加してくださり、とても嬉しく思っております。
Zoom、FaceTime、どちらでも都合のいいツールで受講可能です。
始めてみると、FaceTimeのほうがチェロの低音には合っている印象。でも生徒さんの端末にもよるのかな。私の声が届く場所の確保と、演奏している画を両立させるのに、少し準備が必要かもしれません。
対面でのレッスンのように一緒に演奏したりフィジカルな注意を簡潔に伝えることはなかなか難しいですが、画面でアップで手のフォームの修正が出来たり、生徒さんが弾いている姿をじーっくりと観察できるので、意外と使える！という印象です。
でも。やはり音楽は生音が一番ですね！はやく皆さんと一緒に音を奏でたい！
その日まで、音楽を楽しむ心を持ち続けましょう！
※現在は、実際に対面でのレッスンを受けたことのある方に限ってレッスンを受け付けております。