Sassmannshaus, Kurt - Early Start on the Cello Book 1 Published by Baerenreiter Verlag
対象:習いはじめの子供向け
入手方法:楽天
値段:3,858円+送料1,480円
備考:
2018年に、ヴァイオリンのテキストの日本語訳が出版されたサスマンスハウスメソッドのチェロ版。
チェロ版はまだ未翻訳なため、輸入楽譜しか流通していない。
しかも国内ではなかなか流通していないし、Amazonは在庫切れ。
なんてことだ。
表紙がとても可愛い。
巻数が増すごとに、周りの動物が増えていく。
チェロを通して世界が広がっていくことを願うような表紙。
中の絵柄も可愛くて、チェロを始めたばかりのお子さんにぴったりの導入本。
最近は小さい頃からピアノやヴァイオリンの代わりにチェロを始める子も増えている。
けれど、子供向けのチェロのテキストはまだ国内で充実していないので、音符や拍の概念を伝えるためには、他のテキストを併用する必要が出てくる。
そうすると困るのが、ヘ音記号やハ音記号の読み方の優先度が低いテキストばかりなこと...。
その点、このテキストはソルフェージュの練習にも適している。
マザーグースのお歌を楽器で弾けることは、子どもにとっても楽器と触れ合う良い取っ掛かりになる。
親御さんには、是非曲集を先取りして曲をお家で聴いたり歌ったりして欲しい。
このシリーズはヴァイオリン版があり、そちらは国内向けに日本語の注釈が付いている。
けれど、英語の歌詞は全く反映されていないので、内容量としてはいささか物足りない。
歌詞をそのまま載せることは難しくても、音符にどのように歌詞のシラブルが載ってくるのか経験的に身につくのは、幼少期だと思うので、もしチェロ版が登場するのであれば、そこは工夫してもらえたらと思う。
国内流通が少ないため、値段が高いのが難点。
もっと流通してほしいテキスト。
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