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私がチェロを始めた理由と、演奏会のご案内

  • 執筆者の写真: Nanami Narita
    Nanami Narita
  • 2019年2月19日
  • 読了時間: 2分

「小さい頃からチェロなさっていたんですか」とよく訊かれる。

そのたびに私は

「小さい頃はピアノとハープをやってました」と答える。

ハープ!!!と目を丸くする人も多いのですが、別に私はお嬢様でも何でもない、

ただ母がハープを弾く人だったってだけ。


左利きの私は、ハーピストとしては恵まれているらしく

(左手が担当する低弦は弦が太く、その分強い手が必要)、

親はこの子はハープに向いているんじゃないか、なんて思ったこともあったらしいけれど、

私は親の期待をよそに、ハープもピアノも

左手で弾くほうが楽しいー!低音よく聴こえるー!

と低音の魅力にハマっていき、ピアノでバッハのシンフォニアを弾く頃には、

低音が好きだからコントラバス弾きたい!と言い出す始末。

小柄な娘を心配した親は私にチェロの提案してきて、私はチェロを習い始めることになる。

これが小学校6年生のこと。

まぁ、それから中学校に上がって、

吹奏楽部の先輩に「チェロやってるんだったらコントラバス弾けるでしょ」と

引きずり込まれた吹奏楽部にコントラバスが無くて、なぜかチューバを吹いたりもしたけれど、

チューバを抱えると吹き口に顔が届かないような状況に見切りをつけて、

私はチェロに絞ることにした。

ハープに見向きもしなかった私を自由に音楽と向き合わせてくれた母親には感謝している。


そんな母と、今度演奏会をする。

これまでも数度一緒に演奏したことはあるけれど、

このような機会は久しぶり。

平日のお昼間だけど、是非多くの方に聴いていただければと思います。

チケットは問い合わせフォームやメッセージで受け付けているので、是非。


春のスイートコンサートin近江楽堂

日時 2019年3月28日(木)14:30開演(14:10開場)

会場名 近江楽堂 所在地: 東京都新宿区西新宿3丁目20−2

入場料 早割2000円(2/28まで)/前売2300円 (当日2500円)

曲目

モーツァルト すみれ

ヘンデル 私を泣かせてください

サン=サーンス 白鳥

ほか

出演:

ソプラノ 和泉純子

チェロ 成田七海

ハープ 成田しのぶ


 
 
 

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